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Chapter 1
§1.0 Pythonを動かす
Chapter 2
§2.0 基礎編
§2.5 制御構文(for)
KM
bykarutt

2025-06-03

繰り返し処理(for文)

前の章では「条件分岐(if)」を使って、状況に応じて処理を分ける方法を学びました。 今回は「同じ処理を何度も繰り返す」ための仕組み、繰り返し処理(ループ) について学びます。

Pythonでよく使う繰り返し処理には、for文とwhile文があります。ここでは、まずfor文の使い方を紹介します。

for文とは

for文は、リストや範囲などのデータを順番に取り出して、同じ処理を繰り返すための構文です。 例えば、以下のようなテーブルから、「太郎」という名前の生徒を探す処理を考えてみましょう。

i生徒名状態
0次郎遅刻
1善治郎出席
2太郎早退
3三太郎出席

図のオレンジ線のフローは、条件がNoであり続ける限り、i += 1として、ループして次の生徒を探し続けます。このように、同じ処理を繰り返すための構文がfor文です。

for文の基本形

for文は、「リストなどの複数の値」を順番に取り出して、同じ処理を繰り返すための構文です。

for 変数 in データの集まり:
    繰り返したい処理

例:リストの要素を順番に表示する

fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"]

for fruit in fruits:
    print(fruit)
  • fruitsリストの中身を、fruitという変数に1つずつ取り出して、print()で表示します。
  • 実行結果は次のようになります。
りんご
みかん
バナナ

range()関数で回数を指定して繰り返す

「同じ処理を決まった回数だけ繰り返したい」ときは、range()関数を使います。

for i in range(5):
    print(i)
  • range(5)は「0, 1, 2, 3, 4」の5つの数字を順番に取り出します。
  • iは0から4まで変化します。
0
1
2
3
4

開始値や増分を指定する

range(開始, 終了, 増分)のように書くと、細かく範囲を指定できます。

for i in range(1, 6):
    print(i)

→ 1から5まで表示されます(終了値は含まれません)。

実践:1から10までの合計を計算する

for文を使って、1から10までの合計を計算してみましょう。

total = 0
for i in range(1, 11):
    total += i
print("合計は", total)
  • total += iは、total = total + iと同じ意味です。
  • 1から10まで順番に足し合わせていきます。

ネスト(入れ子)のfor文

for文の中にさらにfor文を書くこともできます。これを「ネスト」と呼びます。

for i in range(1, 4):
    for j in range(1, 4):
        print(i, "×", j, "=", i * j)
  • これは九九の一部を表示する例です。

breakとcontinue

  • break:繰り返しを途中でやめる
  • continue:その回だけ処理をスキップして、次の繰り返しに進む
for i in range(1, 6):
    if i == 3:
        break
    print(i)
# 1, 2 まで表示される

for i in range(1, 6):
    if i == 3:
        continue
    print(i)
# 3だけ飛ばして表示される

まとめ

  • for文は「リストやrangeなどのデータを順番に取り出して繰り返す」ための構文です。
  • range()を使えば、決まった回数だけ繰り返すこともできます。
  • breakcontinueで繰り返しの流れをコントロールできます。

次の章では、もう一つの繰り返し処理「while文」や、for文とif文を組み合わせた応用例について学びます。

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