§3.3 クラスとオブジェクトの基礎
KM
bykarutt
2025-06-24
クラスとオブジェクトを使いこなそう
Pythonでは「クラス」と「オブジェクト」を使うことで、複雑なデータや処理をひとまとまりにして、効率よく管理できます。 この章では、自動出席表システムなどの実用的なプログラムを作るために必要な、クラスの基礎を学びます。
1. クラスとは何か?
- クラスは「設計図」のようなもの。
例えば「生徒」というクラスを作れば、そこから何人もの生徒(オブジェクト)を生み出せます。 - オブジェクトは、その設計図から作られた「実体」です。
2. クラスの基本構文
class クラス名:
def __init__(self, 引数1, 引数2, ...):
# オブジェクト生成時に実行される初期化処理
self.変数名 = 引数1
def メソッド名(self, 引数...):
# クラスの中の関数(メソッド)
処理__init__(イニット)は、オブジェクトが作られたときに自動で呼ばれる特別なメソッドです。selfは「自分自身のオブジェクト」を指します(必ず最初の引数に書きます)。
3. クラスとオブジェクトの使い方
例:シンプルなクラス
class Student:
def __init__(self, name, grade):
self.name = name
self.grade = grade
def introduce(self):
print(f"私は{self.name}、{self.grade}年生です。")
# オブジェクトの生成
s1 = Student("太郎", 2)
s1.introduce() # 私は太郎、2年生です。4. メソッドとは?
- クラスの中で定義した関数を「メソッド」と呼びます。
- メソッドは「オブジェクト.メソッド名()」の形で呼び出します。
5. クラスを使うメリット
- データ(属性)と処理(メソッド)をひとまとめにできる
- 複数のオブジェクトを簡単に作れる
- プログラムが整理され、再利用しやすくなる
6. 実践:統計計算クラスを作ってみよう
たくさんの関数を作ると、まとめて管理したくなることがあります。 そんなときに便利なのが「クラス」です。
ここでは、リストの合計や平均などの統計計算を行うクラスを自分で設計してみましょう。
7. クラスの便利さを実感しよう
- データ(例:点数リスト)と処理(合計・平均など)をまとめて管理できる
- 複数のデータセットを同時に扱える
- プログラムがスッキリ整理され、再利用しやすくなる
8. まとめと次のステップ
- クラスを使うことで、複雑な処理もスッキリ整理できる
- 統計計算のような「まとまりのある処理」はクラスで管理すると便利